10月に入って、都城の朝晩がぐっと涼しくなってきましたね。夏の間は「暑いから短くしたい」という方が多かったのですが、秋になるとまた変化が出てきます。夏に短くしたことで「思ったより頭の形が目立った」「刈り上げたら絶壁が気になりだした」という声が増えてくるんです。涼しくなったこのタイミングで、ハイフェードを見直す来店が続いています。
今回は、そんな「頭の形が気になる」というお悩みを抱えてご来店されたM.Nさん(54歳・自営業)の施術に密着した一日を、Raumのオーナー・谷口浩二が書き残しておきます。ハイフェードが「頭の形の補正」にどう機能するのか、施術前と施術後の変化を通じてお伝えできればと思います。
こんな方におすすめ
- ✅ 絶壁やハチ張りが気になり、短髪が似合わないと感じている方
- ✅ ハイフェードに興味はあるが、頭の形のせいで踏み出せずにいる方
- ✅ 白髪が増えて老けて見えると感じ、自然に若々しくなりたい方
- ✅ 都城でフェードカットができる専門店を探している方
- ✅ 施術の流れや仕上がりのイメージを事前に知ってから予約したい方

朝9時の開店前、その日の施術を頭の中でシミュレーションする
毎朝、開店の30分前には店に入ります。道具を並べ、バリカンのアタッチメントを確認し、その日の予約客のカルテを頭に入れる。この準備の時間が、僕にとってはいちばん大事な時間です。
その日の最初の予約は、M.Nさん。以前にもご来店いただいたことがある方ですが、今回は「ハイフェードにしたい。でも自分の頭の形でも似合うのか不安で…」というご相談内容をLINEでいただいていました。カルテを見返すと、後頭部に絶壁があり、ハチが張っている。短髪にすると骨格のクセが出やすいタイプです。
ハイフェードは、耳の高さより上から一気にグラデーションをかけていくスタイル。骨格の凹凸をそのまま見せやすいぶん、設計を誤ると頭の形の気になる部分が強調されてしまう。だからこそ、どの高さからフェードをかけ始めるか、角度をどこで変えるかを事前に頭の中でシミュレーションしておく。これが仕上がりの9割を決めると言っても過言ではありません。
僕がバーバースタイルを本格的に習得したのは、東京の講習会に繰り返し通い始めてからのことです。理容師として都城で5年修行し、福岡で美容師免許を取り、地元に戻って「hair raum」を開いた。でも「もっと男らしいカットを極めたい」という気持ちが止まらなくて、東京に何度も足を運びました。骨格補正のフェードを体系として学んだのも、その頃です。都城メンズのビフォーアフターで見るおしゃれな刈り上げの事例も以前まとめていますが、骨格の読み方はスタイルによって大きく変わります。
カウンセリング:「似合わない」の正体を言語化する
M.Nさんが来店されたのは午前10時ごろ。白髪が目立ちはじめた、落ち着いた印象の男性です。椅子に座っていただき、まず鏡越しに頭の形を確認しながら会話を始めます。
「ハイフェードにしたいんですが、自分の頭、絶壁なのが気になって」
こういうご相談は、正直に言うとよくあります。絶壁・ハチ張りというのは、日本人男性の骨格としてかなり一般的な特徴です。問題は骨格そのものではなく、それに合わせた設計ができているかどうか。
僕がカウンセリングで必ず確認するのは三つ。①フェードをかけ始める高さ(どこから地肌を見せるか)、②サイドからバックへの角度の移行、③トップの残し方。絶壁の方は後頭部のボリュームが出にくいので、バックにかけてフェードの角度を緩やかにし、少し膨らみを残す設計にします。ハチ張りが気になる方は逆に、ハチの高さでしっかり削って側頭部のシルエットを整える。この二つを同時に解決するのがハイフェードの難しさであり、面白さです。
M.Nさんの場合、さらにもう一つ相談がありました。「白髪が増えて、どうしても疲れて見えるんですよね」という言葉です。ハイフェードが都城メンズに人気の理由を以前の記事でも書きましたが、実はハイフェードは白髪との相性がいい。グラデーションで白髪と黒髪が自然に混ざり合い、「隠す」でも「放置」でもない、第三の見せ方ができるからです。
✓ ここまでのポイント
- ハイフェードは骨格の凹凸が出やすいスタイルだからこそ、フェードをかける高さと角度の設計が仕上がりを決める
- 絶壁にはバック寄りのグラデーションを緩やかに、ハチ張りにはサイドをしっかり削るという、骨格ごとに異なるアプローチが必要
- 白髪はハイフェードのグラデーションで自然に溶け込み、「隠す」よりも「活かす」仕上がりになる
「骨格に合わせた設計」と言われても、自分の頭の形がハイフェードに向いているのかどうか、文章だけでは判断しにくいですよね。Raumのサイトでは実際の施術スタイルや予約の流れを確認できるので、来店前のイメージ作りに使ってみてください。
施術:バリカン一本で、骨格を読みながら削っていく
カウンセリングが終わったら、いよいよ施術に入ります。フェード専用バリカンを使い、まずサイドから入る。アタッチメントを付け替えながら、0.1mm単位でグラデーションをつないでいく作業です。
M.Nさんのハチ張りに対しては、耳上あたりから一段階細かくバリカンを入れて、側頭部のシルエットを内側に引き締めます。後頭部の絶壁に対しては、バックのフェードラインを少し下げ気味にして高さを稼ぎ、ふっくら見えるように角度を調整。この「どこで角度を変えるか」が、まさにミリ単位の判断です。
施術中は無言になることが多い。音楽がかかっていて、バリカンの音がして、僕は鏡の中の頭の形をずっと見ている。「今ここで少し角度を変えた方がいい」という判断を、ほぼ感覚でやっているように見えるかもしれないけれど、実際は30年の経験と東京で積み重ねた理論の積み上げです。
白髪部分については、フェードのグラデーションが自然なぼかしになるので、あえて染めるより自然に見えることが多い。今回もサイドから後頭部にかけてのグラデーションで、白と黒が自然にまじり合うよう設計しました。
カットが終わった後、M.Nさんには炭酸スパもお受けいただきました。短く刈ったぶん、頭皮が外気に触れやすくなる。皮脂や酸化汚れが蓄積しやすい状態になるので、「短く刈るからこそ頭皮ケアが要る」というのが僕の一貫した考えです。頭皮ケアができる都城の美容室の事例でも詳しく書いていますが、フェードと炭酸スパはセットで考えていただきたいメニューです。
「白髪が増えて、どうしても年相応というか、疲れて見えるのが悩みでした。白髪をぼかすフェードにしてもらったら、隠すんじゃなく活かす感じで、自然に若々しくなった。頭皮のケアもしてもらって、抜け毛とかゆみが前より落ち着いてきた気がします。もっと早く来ればよかった。」
M.Nさん(54歳・自営業)
施術後:「頭、軽くなりましたね」という言葉が一番うれしい
仕上がりを確認していただくと、M.Nさんが鏡を見て少し目を細めました。「あ、こんなにすっきりするんですね」という言葉が出ました。その後の「もっと早く来ればよかった」という一言は、この仕事をしていて何度聞いても、毎回うれしいものです。
絶壁が気になっていたバックのシルエットは、フェードのラインが下がったことでふっくりとした丸みが出ています。ハチの張りはサイドを削ったことで視覚的に引き締まり、頭全体のシルエットが整って見える。白髪はグラデーションに溶け込んで、疲れた印象ではなく、落ち着いた清潔感に変わっている。
「頭の形が気になって踏み出せなかった」という方ほど、実際に仕上がりを見て驚かれます。骨格の問題ではなく、設計の問題なんです。ハイフェードは、正しく設計すれば骨格を補正できるスタイルです。
夕方の施術を終えて、谷口が思うこと
その日の最後の予約が終わり、道具を片付けながらいつも振り返る時間があります。今日の一番の手応えは何だったか。M.Nさんの「もっと早く来ればよかった」という言葉は、今日の答えとして十分すぎました。
都城でフェードカットを広めたいという気持ちは、開業した日から変わっていません。「床屋だと野暮ったい、美容室だと中性的すぎる」という声を聞くたびに、その間を埋める場所をここで作り続けようと思う。特に絶壁やハチ張りを理由に諦めている方に伝えたいのは、頭の形はデザインで変えられるということです。
フェードは0.1mm単位の積み重ねです。どこから削り始めるか、どこで角度を変えるか。その判断一つ一つが、鏡の前の男性の印象を変えていく。それが、僕が30年この仕事を続けてきた理由のひとつです。
まとめ:「頭の形が気になる」はフェードで解決できる
今回のM.Nさんの事例でお伝えしたかったのは、一つだけです。頭の形が気になって踏み出せないなら、それはハイフェードの設計次第で変えられます。絶壁もハチ張りも、フェードをかける高さと角度を骨格に合わせて調整することで、シルエットとして整えることができる。
白髪が気になる方も同様です。グラデーションに溶け込む白髪は、隠すより活かす方が自然で若々しく見えます。カットだけでなく炭酸スパで頭皮環境を整えることも、短く刈るほど大切になってきます。
「ハイフェードが似合うか不安」という方は、まずご相談だけでも構いません。骨格を見ながら、どんな設計が合っているかをご説明します。お電話での予約・ご相談は0986-26-7050まで。火〜土は9時〜19時、日・祝は9時〜18時(月曜・第3日曜定休)で承っています。
「頭の形が気になって踏み出せなかった」という悩みが、設計次第で解決できると分かっても、やはり自分の骨格でどうなるかは実際に見てもらわないと不安が残ると思います。Raumのサイトから、まず予約の空き状況と施術の詳細を確認してみてください。


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