先日、22歳の大学生のお客様がご来店されたとき、スマホの画面をこちらに向けながら「これ、自分でもできますかね…」と恥ずかしそうに見せてくれました。インスタで見つけたフェードスタイルの写真でした。
「失敗したらどうしよう、って思って、ずっと踏み出せなかったんです」と正直に話してくれた言葉が、今も頭に残っています。
都城で「hair Raum(ラウム)」を開いて20年。理容師・美容師のダブルライセンスを持ち、東京の講習会でフェードカットとバーバースタイルを学んできた私、谷口浩二が、今日は一日の施術に密着しながら、「頭の形に髪型が似合わない」というお悩みをどう解決しているかをお伝えします。
こんな方におすすめ
- ✅ 絶壁やハチ張りが気になって、短髪を諦めていた方
- ✅ フェードにしたいけど失敗が怖くて踏み出せない方
- ✅ 床屋でも美容室でも「なんか違う」と感じてきた都城在住の男性
- ✅ オーダーの仕方が分からず、毎回なんとなく任せてきた方
- ✅ ビフォーアフターを見て、自分に合うスタイルのヒントを探している方

朝9時、開店前の「頭の形を読む」準備
火曜日の朝、9時の開店前に私がまず確認するのは、その日の予約リストと、前回の施術メモです。
短髪、特にフェードカットは、頭の形がそのまま出ます。ロングヘアなら髪のボリュームで隠せる絶壁も、ハチ張りも、短く刈れば刈るほど正直にあらわれてくる。だからこそ、施術前の「読み取り」が仕上がりを大きく左右します。
私がスタッフとして都城のお店で修行していた頃、先輩から口を酸っぱく言われていたのが「刈り上げる前に、まず後頭部を触れ」という言葉でした。視覚より先に触覚で骨格の出っ張りやくぼみを確認する。今も開店前に、その感覚を指先から呼び覚ますように、道具の点検をしながら気持ちを整えます。
午前の施術:「絶壁×ハチ張り」の補正をミリ単位で
午前中に来てくださったのは、30代の会社員のお客様。横から見ると後頭部が少し平らで、かつ耳上のハチが横に張り出したタイプの骨格です。いわゆる「絶壁+ハチ張り」の組み合わせで、短髪にすると横幅が強調されて頭が四角く見えてしまいます。
このケースで私が意識するのは、主に2つのポイントです。
① フェードラインの高さを上げすぎない
ハチ張りがある方に対して、刈り上げラインを高い位置に設定すると、張り出した部分がさらに強調されます。ラインを耳上ぎりぎりに抑え、自然なグラデーションを入れることで、ハチの張りを視覚的に落ち着かせます。
② 後頭部にボリュームを残してバランスを取る
絶壁の方は、後頭部を刈り込みすぎると「板のように平らな後頭部」がより目立ちます。バリカンのグラデーション角度をやや浅めに入れ、後ろにふんわりとした丸みを残す。0.1mm単位の調整が、ここで活きてきます。
仕上がりを確認してもらったとき、「え、なんか丸く見える」と声に出してくれました。頭の形は変わっていないのに、フェードの設計次第で「見え方」は別物になる。この瞬間が、私がフェードカットにこだわり続ける理由のひとつです。
✓ ここまでのポイント
- 短髪ほど頭の形が出るため、フェードラインの「高さ」と「グラデーションの角度」が骨格補正の鍵になる
- ハチ張りにはラインを低く抑えて横の張りを落ち着かせ、絶壁には後頭部に丸みを残すのが基本の考え方
- 視覚より先に触覚で骨格を読む習慣が、仕上がりの差になる
昼過ぎの来店:「失敗が怖い」という本音に向き合う
冒頭でご紹介した22歳の大学生のお客様が来てくれたのは、昼過ぎのことでした。
インスタで見たフェードの写真を持ってきてくれて、「これ、自分でもできますかね」と言った彼に、まず私が確認したのは骨格でした。後頭部がやや絶壁気味で、前髪の生え際は少し丸い形。写真のスタイルをそのまま当てはめると、前髪の下ろし方がちぐはぐになるのが見えました。
「この写真のフェード自体はできるよ。ただ、前髪の落とし方はこっちの角度にした方が、あなたの頭の形に合うと思う」と伝えると、「あ、じゃあそれで」と素直に頷いてくれました。
押しつけではなく、「なぜそうするか」を一言添えるだけで、お客様の不安はほぐれます。失敗が怖いという感覚の正体は、多くの場合「何をされるか分からない」という不透明さへの不安だからです。
「インスタで見たフェードに憧れてたけど、失敗が怖くて踏み出せずにいました。写真を見せたら『これなら前髪こうした方が似合うよ』と提案してくれて、仕上がりは想像以上。友達に一発で『どこで切った?』と聞かれました。若いからって適当に扱われないのが、地味にうれしいです。」
Y.Sさん(22歳・大学生)
年齢に関係なく、来てくれた方には本音の提案をする。それが私のやり方です。
夕方の施術:フェードとスカルプを「セット」で提供する理由
夕方の来店は常連の40代の接客業の方。定期的に来てくれているお客様で、今日はフェードカットと炭酸スパをセットでご依頼いただきました。
短く刈り上げるほど、頭皮は外気にさらされます。皮脂の酸化が進みやすく、通常のシャンプーでは落ちにくい過酸化脂質が頭皮に残ると、夕方にニオイや不快感として出てきます。「短く刈るからこそ頭皮ケアが要る」というのは、フェード専門店として私が一貫して伝えていることです。
今日は施術後に、クリアスパフォーム(炭酸クレンジング)でディープクレンジングを行い、頭皮をすっきりリセット。カットと頭皮ケアをまとめてお願いできる点を、多くのお客様が「ちょうどいい」と言ってくれます。
似合わせフェードカット+炭酸スパのトータルグルーミングは、仕上がりの見た目だけでなく、頭皮の状態ごと引き締めることができる。これが「Raum」での施術の軸になっています。
閉店後:今日のビフォーアフターを振り返る
19時に施術が終わり、道具を片付けながら今日一日を振り返ります。
「頭の形に似合う髪型が分からない」という悩みは、一見シンプルに見えて、実は奥が深い。絶壁かどうか、ハチが張っているかどうか、生え際の形、後頭部のカーブ。それらを総合して、フェードラインの高さとグラデーションの角度を決める。0.1mm単位の話ですが、その積み重ねがビフォーアフターの「差」になります。
高校を卒業して宮崎理容学校へ進み、都城で5年、福岡で4年、東京での講習会に何度も通い、理容師・美容師のダブルライセンスを取得してきた30年のキャリアは、すべてこの「似合わせ」の精度を上げるためにあったと思っています。
都城でフェードカットやバーバースタイルを広めたい、という想いは今も変わりません。「なんか違う」を繰り返してきた方に、「ここだ」と思ってもらえる一軒でありたい。今日も、そのための一日でした。
まとめ:都城で「頭の形に合う刈り上げ」を探している方へ
絶壁やハチ張りを理由に、短髪を諦めている方がまだ多いように感じます。でも、フェードラインの高さとグラデーションの角度を骨格に合わせて設計すれば、頭の形の「弱点」は十分にカバーできます。むしろ、ミリ単位の補正によって頭のシルエットが整い、清潔感と男らしさが自然に引き立ちます。
「失敗が怖い」という方も、写真一枚持ってきてもらえれば大丈夫です。今日ご紹介した22歳の大学生のように、骨格に合った形に落とし込む提案を一緒に考えます。
宮崎県都城市のメンズ短髪専門店「hair Raum(ラウム)」は、JR都城駅から車で約5分。火〜土は19時まで、日祝は18時まで営業しています(月曜定休、第3日曜不定休)。駐車場2台あり。
ご予約・ご相談はお気軽にどうぞ。お電話でも、ウェブからでも承っています。
📞 お電話はこちら:0986-26-7050
🌐 ご予約・詳細はこちら:https://hair-raum.jp/
頭の形に悩んできた方ほど、仕上がりに驚いてもらえると思っています。都城で「行きつけ」を探している方、ぜひ一度ご来店ください。お待ちしています。


コメント